こんにちは!
今週日曜日まで三井記念美術館で開催中の円空仏展に行ってまいりました~♪
仏像好きで都内の主要な仏像展には必ず足を運ぶ私ですが、円空に関してはそこまで私のツボにはハマらず「まあ時間があったら行こうかな~。」位のノリでした。
そんなことを思っていた私を殴り倒したい。
これは「時間があったら」なんてレベルではなく、何としても時間を捻出して行くべき!
なんとか開催中に間に合った私グッジョブです。
ほんとう~に素晴らしかった!
円空と言えば技巧を凝らした造形美を追求するような他の仏師とは一線を画す、それぞれの木の特性を生かした粗削りな作風が特徴です。
どちらが優れているとかではなく、幾つもの工程を経て作られた繊細なお料理も、素材の良さを丸ごと生かしました!的なシンプルなお料理もどっちも美味しいよね♪って感じです。
ノミ跡の一つ一つの力強さがそのまま完成体になる、それがどれだけ途方もないことなのかは実物を見ればわかります。
樹木に「樹神」を見い出してそれを掘り出したと言われる円空。
通常このような美術展で展示される仏像は、運搬や設置などで仏様に人の手が触れるのは失礼に当たるため、「御霊抜き」と言う仏様の魂を仏像から抜く儀式を行い、ただの木像になった状態で展示されるのですが、いろんな仏像展に行ってみると「ん?これ本当に抜いてある?仏様入ってない?」と仏様の魂の残り香?でしょうか、何かを感じる仏像に出会うことが多々あります。
今回の円空仏も、それが仏様の残り香なのか樹神なのかはわかりませんが、鈍い私でもびりびりと痛いくらい感じるものがありました。
円空の「一削入魂」の精神は整体の精神に繋がるところもあり、施術家としてもバシバシインスパイアされました。
もちろん図録もゲット♪
今週末までの開催ですが是非とも実物を見てこの感動を味わっていただきたい!
おススメです♪
「円空仏展」に行ってきました♪
