映画「さらば、わが愛/覇王別姫」

こんにちは!
映画「国宝」の李監督が、学生時代に見たこちらの映画(以下「覇王別姫」)に衝撃を受け「こんな映画を作ってみたい」と思ったのが今回の「国宝」作成に繋がったとか。
こちらの発言からか、国宝のヒットと共に「覇王別姫」の話題もちょくちょくネットで散見することとなり、そのブーム?を受けてか全国規模でリバイバル上映をしている映画館が増えているようです。

私も学生時代に映画館で衝撃を受けた一人です。
エンドロールが終わってもしばらく呆然とし、一緒に行った友人は泣き過ぎて席から動けなかった良い思い出です(笑)
と言う訳でもちろんこのブームに乗じて先週見に行ってまいりました~✨

内容は中国の伝統芸能・京劇を舞台に中国の戦後や文化大革命と言った動乱の時代に翻弄される男女3人の愛憎劇です。
京劇の舞台と演出と名優たちの美しさに圧倒されつつも、重く辛くどろどろした人間ドラマに没入し気付くと一瞬で終わる3時間。
こんなに映画で魂を揺さぶられることがあるだろうか?いや~やっぱり映画って素晴らしいと思わせてくれる、そんな作品です。
素晴らしい映画だけど重過ぎてそんな気軽には何度も見れない、けど見ないと絶対人生損します😆
主役の女形を演じるレスリー・チャンと女優コン・リーの演技が痛々しく切なく恐ろしく、私は当時この映画を見た後コン・リーの出演している映画を片っ端から見まくりました。
そしてそんな二人に愛される男優役はこの二人と比べると演技も魅力もやや軽め。
しかーし、その軽薄な人間らしさが「何でこんな薄っぺらい奴がモテるん?」と言う現実でもあるあるなリアリティを醸し出し、結局は全員がハマり役なんですね~。
そしてこんな壮大なドラマを1つの映画にまとめ上げた、当時41歳のチェン・カイコー監督もとんでもない才能です。
「国宝」を見た後も余韻が2週間位続きましたが、こちらの「覇王別姫」も余韻に浸っていたら記事にするのをすっかり忘れてましたw
あ、もちろんその間鬼滅も見に行きましたので、それは又後日♪

東京での上映は本日まで有楽町でやっているようですが、この先もどこかでリバイバル上映されないかな?
映画館が絶対おススメですが、そうでなくても見る価値ありです♪

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