こんにちは!ただいま東博で開催中の「運慶 祈りの空間‐興福寺北円堂」展に行ってきました~♪
振り返れば過去20~30?年、様々な美術展に足を運びました🚶
その中で一番良かった美術展は?と考えると、色んな素晴らしかった展示を思い出します。
聖林寺十一面観音像、如意輪観音坐像の美しさは至高…!千手観音菩薩坐像も凄かった~🥹
何回もあった空海や東寺展、その中でもやはり2011年のが良かったな~。
去年、奈良と東京であった空海展もかなりお金と気合が入ってて見応えあったし。
勿論仏像展だけでなく絵画展も、切なさ満開になるワイエス展、東山魁夷の襖絵の迫力、日本人大好きダリ展やモネ展も当然楽しかった!
などなど、うろ覚えのものもありつつもどれも本当に素晴らしかったのです✨
しかーし、一番良かったのは?との問いには、少しも迷うことなく、なんなら他に追随を許さない勢いで、ぶっちぎりの一番と言えるのが2017年の運慶展です🔥
本来芸術品を「どっちが優れている」とか語るのはナンセンスだと思っています。
しかーし、運慶に関しては上下とかの話では無く、もう別格、超越、いやそもそもこの方人間?実在したの?レベルです。
仏像好きなので、それぞれのポージングの妙とか個性についニヨニヨしちゃうんですが、運慶に関しては「ポージング」とは又ちょっと違うんです。
仏様の刹那、その一瞬がそこに掘り出されている、動いている最中に1時停止ボタンを押されたような。だからコンマ1秒後に仏様が瞬きしたり口角を上げたり1歩踏み出しそうな、その手前の瞬間がそこにあるのです。
それゆえのほとばしる躍動感と生命力。惚れ惚れです🥰
毎回センスが謎な東博さんのオリジナルグッズ↓

私がお世話になっている先生の受け売りなのですが↓
「運慶は木の中から仏を掘り出す。だから完成したら仏が出てくる。」のだそうです👀
一般の仏像は、彫られた完成品にお坊さんが「魂入れ」をして仏様になります。
だから美術展などで展示される仏像様は事前に「御霊抜き」をしてただの彫像にしてから展示されるのですが、運慶の作品は魂入れや御霊抜きの有無に関係なくそれ自体が仏様なんですって。
そりゃあ別格なはずですよね。
とまあついつい熱くなりましたが、色んな御託は抜きにして運慶の作品はただただ純粋にかこええ~❗️んですよ。
男児がヒーロー戦隊に目をキラキラさせるのと同じです。カッコいい❗️
特に四天王の多聞天❗️最高❗️惚れる😍いや全員カッコいいんですけども❗️
今回の東博さんはいつものメインの大きな平成館ではなく、本館の1室に7体設置されたシンプルな展示です。
このスタイルの展示もじっくり作品に埋没できるので好きなんです☺️
たった7体と言うことなかれ、1体だけでも行く価値ありますから~👊🏻
と言う訳でめっちゃおススメの運慶展は11月30日までです🎶

















