暗闇の中で目覚める感覚。

こんにちは!
西小山の女性整体師りまです♪

ダイアログ・イン・ザ・ダークと言う体験型イベント(以下DID)をご存じでしょうか?

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialog in the Dark)とは、照度ゼロの暗闇空間で、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って日常生活のさまざまなシーンを体験するエンターテイメント。「DID」と略称されている。

参加者は数人のグループとなり、事前に白杖を渡され、完全に光を遮断した照度ゼロの暗闇空間を探検。視覚以外の感覚を研ぎ澄まし様々なシーンを体験する。暗闇内では「アテンド」と呼ばれる視覚障害者のスタッフが参加者を案内する。
Wikipediaより

私はこのイベントに2005年、今から15年前(!)に参加したことがあります。

会場は光を遮断した真っ暗な空間なのですが、いくら真っ暗と言っても視聴覚室の遮光カーテンにも隙間があるように、多少~は光が漏れてるでしょう~、
な~んてつい、会場に入ったと同時に思いっきり目を凝らして光を探したのですが、本当に真っ暗!
さすがに徹底してる!

 

で、ここで話は変わって。

私は中学生のころ新体操部に所属していて、生活のほとんどを部活動にかける位にははまっていました。

初心者から始めた私は少しでも上手くなりたいので研究には余念がなく、
上手な選手の含みのある重い動きってどうしたら出来るんだろう?と当時考えあぐね、空気の重さを感じると言う練習法を思いつきました。

大気が水で自分が水の中に沈んでいると設定する。
と、立っているだけで、少し動くだけで、全身に空気の重さとひそやかな流れを感じます。
子供の頃水泳を習っていたので、水の中の感覚を作るのは簡単でした。

その水中設定の中で様々な基礎錬やムーブメントをすると、身体感覚がより鋭敏になってなんかいい感じに捗るんですよね~。

なので、この思い付きの練習法は気に入ってずーっとこっそりやっていました。
なんなら新体操をやめた後も、その後始めたダンスや太極拳や気功のムーブメントの時にも使ったり、実を言うと現在でもこの水中設定はよく使っています。

 

で、話はDIDに戻ります。

会場の中でいくら目を凝らしても、光が無い、本当に何も見えないと気付いた瞬間に、空気の重さが一気にずーんと襲ってきたんです。
私が遊びでやっていた水中設定と同じ皮膚感覚が、私が自覚する前にバチっとスイッチが入ったんですよね。
特に血流の良い手と足裏の触覚は一層じりじり鋭敏になりました。

「真っ暗だ!視覚が使えない!視界以外の感覚スイッチオン!」

って生命の危険を感じた本能が、私が頭で考えるより先に反応したような感じ。

イベント前に「こんな感覚になるのかな~。」と頭で想像してたよりも、実際は更にドラマチックでした。

後はこの皮膚感覚が目覚めるのと同時位に、両耳の鼓膜が繋がって一気に通るような感覚もあり。

この視覚以外の感覚が鋭敏になった状態で、日常の色々なシチュエーションを体験するのですが全てが初めてのように面白かったです(ネタバレになるので省略)

そして最後は軽食と1杯が振舞われ、

「このワインは白か赤か?」

って聞かれるんですよね。

いやいやいや、赤と白なんてそもそも香りも味も全然違うし!わかるに決まってるやん!
って思いますよね?・・当てたもののこれもね~やや悩みました。

私日本酒の利き酒とかめちゃ得意でしたし、酒の味には自信があったのに(笑)!!

味覚でさえも日ごろ視覚も込みで味わっているんだな~となかなか衝撃的な体験でした。

さて。

なんでこんな15年前のイベントの話を今さらしているかと言いますと、その後この時臨時開催していたDIDは人気が出て常設イベントとなりました♪
当時は4000円で30分?位のツアーだったと思うのですが、今は値段も上がり2時間のツアーに!

このバージョンアップされたDIDに15年ぶりに行ってまいりま~す。

前回は募集要項に「お一人での参加をお勧めします。」と書かれていたので(多分感覚に集中するため?)、
バカ正直に一人で行ったら周りはカップルとか友達同士とかの参加で、ぼっちは私だけだったと言う(笑)

今回はいつもの整体仲間と参戦!

楽しみです♪

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